ホッコの部屋

気の向くままに書きます。夜空のようにおおらかに。

しあわせの赤い列車 #6

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#5のつづき。

 

天王寺に帰ってきました。

列車が来るまでひたすら待っていたあの時間が、まるでずいぶん前のことのよう。

それなのに、列車に乗っている時間があれほど短く感じたのは…

 

 

びっくりしたのが、なんとこの列車、偶然にも天王寺止まりだったという。

めったにない通過待ちで外の写真を撮れただけでも十分だと思っていたのに、まさかこうして車内をぐるっと回れるなんて。

30分待って反対方向から来たときは「うわ、ツイてないわ…」と内心思ってたんですよ。それを全力で否定したいです(笑)。

 

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この時間にもなると、環状線はもうガラガラ。

都会のど真ん中にもかかわらず、ホームはしんと静まり返っていました。

 

 

22時50分。

妖怪とともに過ごした列車が、闇の向こうへと消えていきました。

きっと、これが最後に…

 

 

*****

 

 

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妖怪ウォッチトレインが走っていたのは、去年の12月から2月1日までの間。

最終日にして、最初で最後の出会いを果たすことができたんです。

去ったあとのホームはちょっぴりさびしいけれど、心の中ではほんのりと温かみを感じることができました。

 

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最初に降り立った、大和路線のホームにもどってきました。

昼のつづきのような明るい雰囲気はすっかり消え、代わりに支配していたのは夜の重苦しい空気。

 

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ふと、発車案内を見上げると「御坊」という見慣れない行き先が。

ちょっと見てみたい気持ちもあったので、乗るつもりだった列車を一本見送って待つこと数分。

「◯◯より先の最終列車です」という放送とともにやってきました。

左端にはこのあとに飛び乗った列車が。写真を撮っていたらギリギリになってしまって…

 

 

*****

 

 

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アリオを出発してから4時間。無事に帰ってくることができました。

行くかどうか最後まで悩んで、思い切って向かったこの日。

妖怪ウォッチトレインに乗るという夢は叶ったし、それを待っている間も楽しく過ごすことができた。

だけど、私にはそれよりももっと大きく心に残ったことがありました。

 

2周目の最初の駅で乗ったとたんに「うわ〜、すご〜い」とうれしそうに話す標準語の女子二人組。

3周目の大阪駅から家族4人で乗り、床にぺたんと座って妖怪と写真を撮ってもらっていた女の子。

持っていた3DSを片手に、車内を歩き回って妖怪を撮りはじめた女の子も。

どの顔を見ても、そこには笑顔であふれていました。笑顔はしあわせの証。

もし、自分のしたことが他人に喜んでもらえたら、どんなにうれしいことか。

自分のしたことが他人をしあわせにさせてあげられたら、どんなにしあわせなことか。

 

2月1日。

妖怪ウォッチを作った人をはじめて尊敬した日でもあり、自分の中で大きな一歩を踏み出した日でもありました。

この気持ちを忘れずに、これからの日々を生きていこうと誓ったのです。