ホッコの部屋

気の向くままに書きます。夜空のようにおおらかに。

続・トワイライトを巡って #2

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#1のつづき。

 

11時59分。

もう一つのトワイライトがホームに入ってきました。

昨日、大阪発のトワイライトを見送った頃に札幌を出発し、今までひたむきに走ってきたのです。

 

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だけど、なぜか中途半端な場所に立っていたおかげで写真も…

なんでこんな場所にぼーっとつっ立っていたんだろう(笑)。

 

 

ひとまずそのときの様子を。

見て分かる通り、前日の近江舞子と比べてもこの日のほうがはるかに人が多いのです。

私はどちらかというと近江舞子のほうが多いと勝手に思っていたのでちょっとびっくり。

 

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昨日がラストランだとよく言われていたけど、本当の意味では札幌発のこの列車がラストランなのかもしれません。

ここから向かう大阪駅で最後の運転が終わるのだから。

 

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なのに、昨日の車掌さんとは打って変わって、今日の車掌さんはずっと笑顔。

群がる人たちにこれでもかというほどの笑顔を送っていました(笑)。

ラストランに変わりはないけれど、これはトワイライトの勇姿。

札幌から東北、北陸を経て、はるばるここまでやってきたという誇れる姿なのです。

 

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そんなトワイライトを間近で見たいという一心のせいか、最後に動画を撮ることをまったく考えていませんでした。

ここからだとトワイライトが人影に隠れて見えなくなってしまう。だけど下手に動いたらその間に列車が…

頭がパニックになってしまった結果、いきなりホームを走り出し、そのまま階段を駆け下りて改札へ。

 

 

階段を駆け上がって、急いでカメラを向けたその瞬間。

トワイライトがゆっくりと動き出したのです。間一髪のことでした。

前の日があんなことになってしまっただけに、こうしてカメラに収めることができて本当によかったです(笑)。

この日こそは運が味方についてくれたのかもしれません。そして例のおじさんに会えたのも。

ホームはもちろん、近所の道路からもたくさんの人に見守られながら、最後のトワイライトはトンネルの中へと消えていきました。

 

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警察官の方の話を聞いたところ、昨日の近江舞子では60人、今日の大津京では168人もの人数が集まったんだそう。

なんとなく今日のほうが多い気はしてたけど、なんと3倍近くも差があったんですね。

確かにここは京都や大津からも近い場所。近江舞子大津市内とはいえ、かなり離れているのもあったんでしょう。

 

でも、心の中では近江舞子のほうがよかった、って思っていたり…

大津京は思っていた以上に建物が多くて、昨日とは比べ物にならないくらいの人が集まっていた。

それと比べたら、近江舞子はまわりに建物がほとんどないし、人も少なかった。

けれど、頭の上には大きな空が、目の前には大きな琵琶湖が広がっている。

そんな中で、トワイライトを静かに見送ることができた。それが私にとって一番のしあわせでした。

 

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ところであのおじさん、普段は何をしているのかというと、草津で盗撮の取り締まりをしているとのこと。

私の撮り方を知っている方は…というか、昨日も今日もかなり危ない撮り方をしていますけど、

それだけに思わず「さ、さすがに盗撮はしてないですよ!」なんて妙に反応してしまいました(笑)。

あ、でも、盗撮の取り締まりのプロにそういう写真を見せても何も言われなかったというのは…セーフ?大丈夫ってこと?

 

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「滋賀はええとこやで。また草津にも来てや」

最後にそう言い残して、おじさんたちは階段を下りていきました。

 

今日のことを知っていたことから「もしかしたら…」とは思っていたけれど、まさか本当に会えるとは思ってもいませんでした。

もし、おじさんに話しかけられなかったら。

もし、おじさんが今日のことを話してくれなかったら。

そう思うと、この日のできごとがまるで夢のように淡く感じたのです。

 

トワイライトを巡って、私と出会ったたくさんの人たち。

その一人一人を、心から大切に思うことができた二日間でした。

去年、自転車で大津まで行ったときのように、この足で草津の地を…