ホッコの部屋

気の向くままに書きます。夜空のようにおおらかに。

第二のパンケーキ

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午後9時ぐらいから書いていたけど、途中で落ちて消えてしまったから2テイク目(笑)。

今から3ヶ月ぐらい前の話。去年、X-M1と一緒に27mmのパンケーキレンズを買ってずっと使い続けてきたものの、そろそろ広々と撮れるレンズが欲しいと思うようになってきました。実際は40mm前後のこのレンズ。すごく絶妙な距離で使いやすいのではあるけれど、部屋の中だとこれがまた絶妙に使いにくいんですよね。撮りたいものが写真に入ってくれない。自撮りとか自分と隣の人の顔しか写らないレベル(たぶん)。

 

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今度は怖いので写真が変わるごとに保存かけてます。怖い怖い。

富士の広角レンズといえば14mm、18mm、18-55mm、16-50mmあたりの4本。他にも16mmや16-55mmがあるものの、いくらなんでもお値段が高いので却下(笑)。それからもどうしようこうしようと悩んだ末、最終的に残ったのは18mmと18-55mmでした。結局買ったのは18mmではあるけれど、これが本当に悩んだんですよ。いろんなレビューとか見まくりましたから。

 

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わざわざラップで包んであることにちょっと感動。オークションの説明には「箱に傷あり」って書いてあったけど…(笑)

写真の世界でよく言われるのは「ズームより単焦点がいい」ということ。それを単焦点の18mmとズームレンズの18-55mmに当てはめると「18mm>18-55mm」の式が成り立つはず。ただし、富士の愛好家さんがご存知の通り、どちらのレンズも曰く付きのレンズ。18mmが「周辺が甘い」、18-55mmが「単焦点に匹敵」とよく言われているんですよね。つまり、写りがいいはずの単焦点の株が下がり、(便宜上)悪いはずのズームの株が上がっている状態。じゃあどっちがええねんよ、という話。

 

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…と、ここまで熱く語っておいてアレなんですが、私ってそこまで写真を拡大して粗探しをするような人ではないんですよね。個人的にはそこまで気にしなくてもいいんじゃないかと。それに、いくら18-55mmでも単焦点に「匹敵」するだけであって「凌駕」するものではない。たぶんそう書かれていた方はほとんどなかったはず。18mmの周辺についての評判も不安材料ではあったけれど、結局は例の式に倣って18mmを選んだのでした。あ、保存。

 

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そんな経緯でやってきたこのレンズ。まるで中に高級なアクセサリーが入ってるんじゃないかと思うぐらい、きっちりとした箱に入っているんです。しかも蓋はマグネット付き。ただ、最近出た新しいレンズはお高いものでも箱にガサッと入っているだけらしく、そういう意味では「限定プレミアムモデル」的な位置づけなのかも。でもこういうところが好き(笑)。

 

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さて、やっと出てきました。まるで私が生まれた頃、20年ぐらい前のレンズのよう。根元に近いところにある「A、16、11…」と書かれた絞りリングがいい味を出している感じ。レトロ好きな私にはたまらないのはもちろん、「どれぐらい回したらたどり着くのか」というのがパッと分かるという点でも合理的。ただ、タイトルには「パンケーキ」と付けたものの、27mmと比べるとやはり1.5倍ぐらいは大きな感じがします。27mmが普通のハンバーガーならこのレンズは月見バーガー、ぐらいの差。うん。

 

 

*****

 

 

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というわけで。次の日にさっそく持ち出してきました。第一印象はもちろん「広いっ!!」。超が付くほど広角でもないのにそう感じてしまうのも変な話だけど(笑)。しかも学校の階段を降りるときに撮ったという意味不明なタイミング。何を撮りたかったのかな…

 

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階段の踊り場のすみっこからカメラを向けてみる。でも、28mm相当と広角すぎないこともあって、思ったより自然な感じに写りますね。きれいな空の色もちゃんと写っている。

 

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ただ、広く写る分、まっすぐなものをまっすぐに撮るのが難しい。ある程度長いレンズであればごまかしが効くけど、このレンズはそうはいかない。ズームレンズだとついついズームしてしまいがちなところ。そんな中であえて単焦点を使うということは、その焦点距離のいいところも悪いところもすべてを受け入れるということで、すごく勉強になるなぁと思いました。

 

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ところで、27mmと比べるとなんとなく色があっさり目に感じるのは気のせい…?カメラだけではなくレンズにも色乗りがいいとか悪いとかがあるみたいで、そうなるとこのレンズはどっちかというとあっさり系の部類なのかな。

 

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でも、単純にあっさりしているだけではなく、若干空が紫がかったように見えるような。念のためカメラで何も設定を変えていないか確認しても、やっぱり普通のままだったんですよね。それも、壁を見れば分かるように順光の状態で。ちょっぴり新しいレンズに陰りが見えてきたところで、家に帰ってから写真を見るととんでもないことに気づいてしまいました。

 

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この写真を見て、何となく隅が流れているような気がした私は「気にしすぎたらダメだ」と思いつつ拡大して見てみる。すると、真ん中の建物はくっきりと写っているものの、やはり左右の建物がぼやけてしまっている。しかもF7.1まで絞られている状態で。今まで使っていた27mmのレンズではこんなことはなかったんですよね。これは広角というレンズの仕組みから止むを得ず起こることなのか、それともレンズ自体の問題なのか…(4K拡大写真はこちら。スマホの方は注意

ちなみに、ここで怖いなぁと思ったのが、自分の目が思ったよりも肥えていたということ。まだまだ写真の経験が浅い私からしたら、こんな細かいことを気にするなんてまだまだ先のことだと思っていたので、肥えたところであんまりいいことってないよね、と思ったのもまた一つ。逆に27mmの性能の良さ、X-M1のヤラシイほどの写真のきれいさを思い知らされました。もう少し純粋さを保ちたかった私にはこのカメラは早かったのかな(笑)。

一日目から一転して自分の中で悪いイメージに塗り替えられてしまい、すっかり使い続ける気をなくしてしまったこのレンズ。これをどういう使い道に回すか、というところから先の話へと続いていきます。なお、レンズの評価は人によって違ってくる部分だと思いますので、最後はレンタルサービスを使って自分で感触を確かめることをおすすめします。

 

追記:「等倍参照」のリンク先が等倍ではないため「4K拡大写真」に変更しました。3840×2560です。