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ホッコの部屋

気の向くままに書きます。夜空のようにおおらかに。

もう一つのX-M1

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小さな旅に出た二日後のこと。

朝8時にいきなり家のピンポンが鳴って、こんな早くに何なん…?と迷いつつも出てみたら、これを手にした郵便の方でした。それにしてもこんな時間に来るなんて。おそらく花粉もいっぱい付いているし、これ以上家の中に持ち込みたくなかったので玄関で開けることに。別に待ちきれなくて開けているわけじゃないです(笑)。

 

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私の中では何ヶ月も考えた上での決断だったのですが、これはちょっと…すでにX-M1を持っているし。いろいろと思われそうですが、何ヶ月も考えた上での決断だということを重ねて書いておきます。正気です。

 

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朝日に照らされる箱。後悔はしていません。

 

 

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最初に付けたレンズは、この間から私の中で盛り上がっているXF35mm。いかがでしょう。

 

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私の中では「X-M1のシルバーは安っぽい」とずーっと思っていまして。事実、プラスチックの成型なのでどうしても仕方ない部分ではあるんですよね。その点、ブラックだったらそもそもあまり金属を感じさせない色なのでそっちを選んだ、というのが1台目の流れ。

 

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「黒銀の組み合わせはオールドレンズっぽくてかわいい」

シルバーのXF35mmを買った当初はそんなことを言っていましたが、逆にこれをシルバーのカメラと組み合わせたら…なんていう妄想がどんどん膨らんできて、その結果がこうなりました。いや、衝動ではなくてもともと買うつもりでしたから。そういう運命なのです。

 

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ちなみに、XF35mmを買うにあたってX-M1とこのレンズの組み合わせの写真を嫌になるほど探しましたが、見つけたのはX-A1とX-A2との組み合わせだけ。もしかしたらX-M1との組み合わせはこの日記が初かもしれません。3年前のカメラに付ける人もそういないでしょうけど…

 

 

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ここまであえて革の色が分からないように撮りましたが、選んだのはブラウンでした。写真ではオレンジっぽくなっちゃってますが、実物はもう少しくすんだ感じです。光が当たるとこんな感じですよ、ということで。

 

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シルバーは安っぽい。そう思い込んでいた私ですが、実際に手にすると意外と安っぽさを感じないのです。お店で見ていたときはあんなにテラテラ光ってプラスチック感全開だったのに。なんでかな…なんでかな…とずっと考えていたら、お店の明るい照明が直に当たることで余計に安っぽく見えていたのでは?という結論になりました。実際に光を当ててみたら…ちょっと安っぽい(笑)。

 

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背面もシルバーになったことでブラックから一転、すごく軽やかなイメージに。背面が特に分かりやすいのですが、ただのシルバーというよりは、つぶつぶのような粒子が混ざっているような感じ。それが少しだけ金属っぽさを出しています。富士は他社よりも一足先にレトロ調のカメラを出していただけに、この手の魅せ方が上手いのかもしれませんね。でも世間的にはOM-Dが先駆者!みたいなイメージになってそう(あのデザインも大好き)。

 

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このカメラを首から提げて歩く姿を想像してみてください。ちょっとレトロだけどおしゃれ。願わくばあの旅にこの子を持って行きたかった…! 

 

 

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さて、オレンジといえばこのカメラ。個人的にはOM-Dと並んでマイクロフォーサーズのマスコット的存在だと思っているLUMIX GM。X-M1は2台とも自分で買っていますが、GMの場合は親が新しいカメラを買おうとしていたときに(自分が欲しくて)これにしてもらったという経緯があり、建前上は親のカメラということになっています(笑)。あの頃はまだバイトをしてなかったんですよね。束縛されるのが嫌で。

 

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この2台のカメラを見ていると、今まで見てきた昭和の光景をふっと思い出させられます。私が生まれたのは90年代ではあるものの、あの頃は今よりも昭和臭さが残っていたものです。親の知り合いに歯医者をしているおじいちゃんがいて、ときどき医院のある大阪駅の第一ビルに遊びに行ったこと。待合の黒いソファ。ブラウン管のテレビ。今はいないおじいちゃんの顔…

 

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私にとっては、なぜかシルバーとブラウンの組み合わせが一番過去の記憶にリンクするのです。小さい頃にこの組み合わせの「何か」を見て、それが記憶の底に眠っているのかもしれないですね。最初はこんなカメラを見たから…と思っていたのですが、その頃はこんなカジュアルなカメラはなかったはず。

 

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マクロを示すものとしてよく使われるチューリップのアイコン、スポーツモードの走るアイコンも「何か」を感じます。これはなんとなく覚えているのですが、小さい頃に親戚が持っていた一眼レフを見ていたことからきているような気がします。ニコンの古いロゴ(今よりも傾斜がキツいやつ)にも感じるものがあるので、おそらくニコンのカメラだったのでしょう。

 

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…と、まだまだ若い私でさえ(大したことのない)昔話ばっかりしてしまうこのカメラ。やはり他のカメラとは違う「何か」を感じてしまう。これは今にはじまったことではなく、GMを買うにあたって偶然見つけた「XF1」という富士のカメラがきっかけ。カラーがシルバー、レッド、ブラウンの3色で、そのブラウンがまさにX-M1のブラウンと同じオーラをまとっていたのです。

 

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XF1は一眼ではなく普通のカメラではあるのですが、 スイッチを押してレンズが出てくるものではなく、レンズの周りにあるリングを回しながら電源を入れるという仕組み。そのアナログ感もすごく好きだったし、何よりもブラウンの革とシルバーの組み合わせが私の好みそのもの。最後は画質でGMを選んだものの、ブラウンという色にはずっと憧れを持っていました。

 

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ブラウンのX-M1と、シルバーのXF35mm。おしゃれでどこにでも持ち歩きたくなるような機動性は、大きなカメラとの組み合わせでは生まれません。とはいえ、人によってスタイルは変わるもの。私にとってはこれぐらいがちょうどいいのです。X-E2やX-T10でもいい仕事をしてくれることでしょう。

 

 

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風の吹くまま、気の向くまま。日常をそっと閉じ込めたい。そんな日々のお供に。